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〜 チャートタイプで相場を推理〜
「チャートタイプ・その3」

ローソク足(変形)


  前回ご紹介したような過程を経て、日本で独自のチャート分析が発展しました。ローソク足は単純ですが、それまでのほし足やとめ足にはない様々な情報を含んでいます。1日の値幅(棒足では表現されています)、寄付きから上がったのか下がったのか、という騰落状況、窓(ギャップ)の有無、などです。さらにそこから、「酒田五法」に代表される、ローソク足のパターン分析などが発展してきました。一方、日本とは違った形でテクニカル分析の発達した米国では、次回からご紹介するバーチャートが標準ではありますが、ここ10〜15年の間にローソク足は浸透しつつあります。それは、「キャンドルパターン」のようなバーチャートにはないパターン分析によって市場心理を判読することの有効性が認められたからなのでしょう。様々な米国生まれのテクニカル指標とも併用できるという応用性の高さも見逃せません。

 このローソク足の良さをそのまま生かしつつ、ローソク足よりトレンドを見やすくする工夫を凝らしたのが「ローソク足(変形)」というパターンです。ローソク足をパッと見たときに、まず目に付くのは、ローソク足の陰陽の本数や並びでしょう。例えば、「Trade−Pro」なら、陰線・陽線は青と赤で塗り分けられています(デフォルト設定の場合)。通常のローソク足なら、陰線・陽線を区別するのは、当日の終値が始値より 高いか安いか、という点です。したがって、価格が上昇トレンドにのって、終値ベースでは上昇していたとしても、当日の始値を下回っていたら陰線が表示されます。これを、上昇トレンド/下落トレンドを見やすくするために、1日の中での高低ではなく、終値が前日より高いか安いか、を基準としたのが「ローソク足(変形)」なのです。実際の見た目はほとんど通常のローソク足とは変わりがないように見えますが、大づかみにトレンドを見たい時などには「ローソク足(変形)」の方が適しているのではないかと思われます。



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