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〜 チャートタイプで相場を推理〜
「チャートタイプ・その2」

ローソク足


 ローソク足とは、始値、高値、安値、終値からなる4本値を、始値と終値を実体(方形で描かれる部分。始値と終値が同一の場合は線になる。)で表し、高値と安値をヒゲまたは影と呼ばれる線(始値または終値と、高値、安値が同じなら線は出ない)で形成される「ローソク」の連続で描かれる時系列チャートです。今回は、あまり語られることのない、ローソク足が生まれるまでの過程について、簡単にまとめたいと思います。

  この、日本独自のローソク足が成立した過程については諸説ありますが、その起源は江戸時代、大坂は堂島の米相場にある、と言うのが一般的です。最初に米会所(今の言葉でいえばコメの取引所)が設立された頃は、帳面に出来値を記録するのに和数字で書いていたものが、後にあらかじめ縦軸に目盛りをつけて数字のかわりに星印を記入するようになり、「ほし足」と呼ばれるようになりました。帳面が和綴じだったので、当初こうした罫線は現在と逆に右から左に書き進める方式をとっていました。その形は、ちょうど折れ線グラフのようなものでした。「ほし足」は、一日に何度かの節ごとの出来値をとったものでしたが、長期で記録しやすいように、今の「ラインチャート」のように1日の最終の価格を採る「とめ足(止め足)」へと変化していきました。

 さらに、日本の市場参加者は罫線に工夫を加え、記録する情報を増やしていきました。今度は終値をとる「とめ足」から、1日の最高値、最安値を結んで棒形に表示する「棒足」が登場しました。そして、棒足に始値、終値を併記した、ローソク足の原型「いかり足」ができました。これは、終値の表示を1日の騰落によって、∧∨と書き分けた形が舟の錨(いかり)のように見えたことからいかり足、と呼ばれるようになりました。そして、明治維新をはさんで、明治30年代には、ダイヤモンド社によってとうとう「ローソク足」が開発されたのでした。



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